Q2:「運動神経が悪い」という決めつけが、子供の可能性を潰す!? この子は、将来○○選手になる!期待感から、幼少から「専門性」をはじめる。 A:運動神経が悪いのではなく、運動能力を高める刺激・冒険をさせていないことによる能力が向上していないということです。そもそも、運動は無意識で行うものです。無意識でパフォーマンスを発揮する場合が多いのはご理解いただけると思います。 では、なぜ無意識でそのような動きができるかというと、そこには脳の働きが関係しています。 脳神経系の一つに、運動調節や認知機能などをつかさどる大脳基底核というところがありますが、そこにいろいろな機能がインプットされてることにより、質の高いプレーが可能になることがわかっています。 ジュニア期に、どのようにしてインプットするか? それが運動能力(アビリティ)の考え方です。 スポーツの技術練習は、専門的な動きパフォーマンスを身に着けるために、何度も反復練習を行い向上させなければなりません。 しかし、そのベース基本となる動きのコーディネーションの体験や刺激が不可欠です。そのアビリティ能力が向上すればするほど、本人が無意識化の中でパフォーマンスを上げることができるようになります。 またパフォーマンスがあげることにより無理のない動きが獲得でき、スポーツ障害予防にも役立ちます。
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