2019/12/6
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構造と機能 |
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構造と機能を分けて考えるとクライアントのプログラミングや説明が整理しやすいと思います。 構造は機能を変化させ、機能は構造を変化させる。 構造とは骨格と考え関節の中心化がとれている状態と理解すると良いと思います。 この状態は骨・軟部組織のストレスが少なく良い状態にあると考えることができます。 また、この良い状態に関節位置があるときにはその関節に関与する筋肉は同じく良い張力状態にあると考えることができます。 筋肉のバランスは1つの関節においても拮抗筋バランスと共同筋バランスの両方を考えなければなりませんし、筋肉同士の滑走も良い状態にしておくことが必要となります。
機能は動きとして捉え「正しい関節運動と代償動作がなく目的の動作を遂行できている状態」として理解すると良いと思います。 目的の運動をしたくても関節や筋肉が良い状態にないと関節は正しく動けなくなる。 これは間違った運動パターンが癖となってしまうことにつながります(本人は無意識)。 つまり構造がしっかりとしていないと機能を変化させてしまうう訳です。 逆に、もともと正しい動きが分からず、間違った動きのパターンを繰り返していくと拮抗筋バランス、共同筋バランスを崩し、結果的に関節の位置をずらしてしまうことにつながります。 つまり機能がしっかりとしていないと構造を変化させてしまうのです。 パーソナルトレーナーはマンツーマンで指導できるのが他の指導との差別化になる訳ですからこれらをプログラムに反映させることができると思います。 当然トレーニング効果も向上しますし、リスクを最小限に抑えながらセッションすることができます。 構造を安定させる運動は基本的に地味で単的な動きになるケースが多いです。 この単的な動きというのが、思いの外難しいのです。基本的に私たちの動作に単的な動きは少ないですから難しい訳です。不自然な動きということになります。 機能的なトレーニングは動きにリンクするのでイメージ、意識がしやすいと思います。 お客様のトレーニング種目に対する好き嫌いや性格もあります。 トレーナー側は相手にあわせつつも好き嫌いで本質から外れないよう、正しいトレーニングを実施させ効果を引き出していくことが求められます。 これをトレーナーが大変ならがらも、楽しむことも大切ですね。 |
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